秋葉原 COMIC ZINにて |
画像はCOMIC ZINさんで撮影させてもらったもの。ZINにおいてもらえる日がくるなんて……嬉しい!!
Twitterでもご紹介いただきました♪
娘を嫁に出す父親のように、秋葉原の各店舗を巡回して確認してしまいましたよ。
お婿さん(読者の皆さん)に受け入れてもらえるのかどうか、ドキドキです。
(そういえば、トレーシングペーパーのカバーに包まれてた本なので、純白の花嫁ですねw)
地域や店舗によって入荷状況は異なりますが、ボチボチ並び始める頃だと思います。
A4変形の大きな本です。デザイン書や芸術書のコーナーか、イラスト集などのコーナー、コミックのコーナーなどにあります。
わからなければ、書店員さんまでお尋ねください。
版元WebShop、AmazonなどWebでは22日発売を予定しております。
どうぞよろしくお願いします!!
で、どんな本なの?
以前のエントリーでも書きましたが、改めて。
タイトルまま、アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザインを手掛けるグラフィック・デザイナーを集めた書籍です。
中身のサンプルは版元サイトの「立ち読み」タブの画像が大きくて見やすいです。
掲載者(社)リストは、「目次」タブに記載されています。
いわゆる年鑑(毎年出せるかどうかはわかりませんが)ですね。
グラフィックデザインならMdN デザイナーズファイル、
WebならWeb制作会社年鑑 2011、
イラストだとイラストレーションファイル、
CG・映像系だとCGプロダクション&クリエイター年鑑(※2011年はCGWORLD付録)や映像作家100人
といったものがあります。
仕事の依頼先を探したり、作品集として資料にしたりする書籍です。
使い方については、掲載デザイナーの杏珠さんのブログ
待ちに待ったデザイナー集「アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集」が12月22日に発売!や、
mif designさんの記事
アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集
が詳しいです。
デザイナーや編集者がどのように使うのかがわかるかと思います。
仕事が前提で書きましたが、もちろん装丁ファンや同人誌制作者など、ホビーユーザーにも楽しんでいただけると思います。
ただし、デザイン書は高いので(すいませんこれが限界でした)、お財布とご相談のうえお買い求めください。
タイトルについて
「売っている場所がわからないときは書店員さんまでお尋ねください」と最初に書きましたが、「タイトル長いわ!!」と思われた方も多いでしょう。
「タイトル長ッ!!」と、つけた担当自身すら思います。社内ですら正式タイトルが呼ばれることのほうが少ないです(アキバ系とか、コミックのアレとかデザイナー集などと呼ばれています)。
これには理由があります。
アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームを一言であらわせる言葉がなかったのです。
「オタク」や「アキバ系」、「萌え」などの単語も出ましたが、そうしたイメージではくくれないようなジャンル、数のデザイナーさんに掲載をお願いしたため、こうした単語は使えませんでした。
造語を作ろうにも、意味を説明するところから始めなくてはならないため、これもやめました。
NHKの番組「MAGネット」などは非常にキャッチーな造語ですが、この本のタイトルとして造語を作っても、前歴がない書籍では書店で何の本かわからなくなってしまいますし……。
最後まで悩みましたが、内容そのままのタイトルにしました。
ライトノベルのタイトルだって長いのが流行ですから、いいですよね……。
その他のみどころ
掲載作品に目がいきがちな本書ですが、その他のみどころもご紹介します。
アプリケーション・フォント情報
各デザイナーさんがどんなアプリケーションやフォントを使っているのかも、可能な限り掲載いたしました。グラフィックデザイナーさんの間ではAdobeソフトは必須ですが、どんなバージョンを使用しているのかは気になるところ。また、フォントはどんなものを使っているかなど、デザインの"モト"がわかっておもしろいですよ。
プロフィール
200文字のプロフィールでは、各デザイナーさんに自由にコメントを記入いただきました。興味深いのが、経歴の記載。
前歴のデザイン事務所などから、デザインのルーツが感じられます。
装丁買いをずっとしていると、あるとき事務所名やクレジット表記が変わっているデザイナーさんがいて、「あ、フリーになったのかな」とか「事務所移ったのかな」と思うデザイナーさんがいるのですが、それが確信に変わったり。
ほかにも、たくさんスタッフがいるのかと思ったら実はお一人でされていたりと、驚きがつきません。
イラストレーターや漫画家、小説家が兼業だったり、前職の方もいますし、編集者出身の方など、活躍範囲の多彩さにも驚かされます。
プロフィールの書き方にも個性があって、PRポイントの違いなども作品に負けずおもしろいポイントです。
インタビュー
ロゴに使われたフォントを切り口に、5名(社)のデザイナーにインタビューしました!!『バカとテストと召喚獣』『青葉くんとウチュウ・ジン』のかがやひろしさん。
電撃コミックスEX『あくちぇる・わーるど。』の株式会社ビィピィ 児玉賢吾さん、内藤信吾さん。
『晴れのちシンデレラ』『色素薄子さん』の株式会社WANNABIES 星野いづみさん。
『+ チック姉さん』の株式会社MHz メチクロさん 。
『ゆずりは 橙 嫁が君』『交渉人は嵌められる』『交渉人は諦めない』のplumagedesignoffice 泉 慶子さん。
フォント選びやロゴ作成の参考になると思います。
また、フォントの権利についてQ&Aをまとめました。
アニメ化などのメディアミックスで権利関係が複雑になるコンテンツも多いですから、事前にきちんと確認しておいてくださいね。
索引
地味に便利なのがこれ!!本書は基本的に50音順でデザイナーさんを掲載していますが、会社名・個人名のどちらで掲載されているかはデザイナーさんによりけりなので、どちらでも検索できるように索引を用意しています。
お名前がわかる方を探す場合は、巻末索引で探すのが便利です。
なお、本書では基本的に複数名デザイナーがいる会社は「会社名」で掲載。個人の方は個人名または会社名(屋号やユニット名など)のどちらかで掲載しています。
(一部見開きなどの関係で前後しているページもあります)
気になった方は、一度手に取ってみてくださいね。